蝋燭(ろうそく)について
こんにちは。メモワールしらゆりの高崎です。
今回は葬儀を含めた仏事に欠かせない蝋燭(ろうそく)について少し触れてみたいと思います。
昔から葬儀の間は蝋燭の火を絶やしてはいけないと言われており、お通夜の晩に、交代で蝋燭の番をされた方もいらっしゃるかと思います。
古来よりのしきたりのため、あまり意識されたこともないかもしれませんが、そもそも何故蝋燭に火を灯すのでしょうか。そこには2つの意味があると言われています。
1つ目は蝋燭の光です。
周りを明るく照らす光は、仏の智慧(ちえ)を表しています。
我々が、そして故人が道に迷うことのないように照らす智慧の光です。
そして2つ目はその熱、暖かさです。
この熱は仏の慈悲(じひ)を表しており、悩み苦しむ者を優しく包んでくれる慈愛(じあい)の温もりです。
どちらも故人を送る儀式には欠かせないものであり、その意味を知ると、何気なく見ていた蝋燭の炎が特別なものに見えてきませんか?
スタッフブログでは、他にもしきたりや儀式の本来の意味についてご説明させていただいてます。よろしければ参考にしてみてください。
メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎