銀行口座凍結について
こんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
亡くなるとすぐに、本人の銀行口座が凍結されるのかとよく質問されますので、今回は銀行口座についてお話しさせていただきます。
「市役所に死亡届、住民異動届、火葬場使用許可申請書を提出すると故人の銀行口座が凍結するの?」といったご質問をよくされます。よく勘違いされることなのですが、市役所から金融機関に情報が連動することはありません。
金融審議会が故人の死を知った時点で銀行口座は凍結されます。富山県の場合、新聞に掲載されるおくやみ欄などで情報を得て判断されるケースが多いようです。
ただ、それがいつになるのかは予想がつかないので、亡くなったら口座に手をつけられないと思ったほうがいいと思われます。口座のお金は、亡くなった時点で「相続財産」となるので、勝手に引き出すことはのちにトラブルの原因になります。
「葬儀費用に...。」と、本人が貯金していて、そのお金で葬儀を行う場合は、できれば亡くなる前に、喪主になられる方の口座にお金を移動しておくという方法があります。
また夫婦2人暮らしの場合は、どちらかが先に亡くなっても困らないように、葬儀費用としてまとまった金額をどちらの口座にも入れておくと安心です。一般葬、家族葬、密葬、直葬によっても金額は変動します。
急死等、状況によって変わるかと思われますが、参考にしていただけたら幸いです。
メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌